建設業許可取得までの流れ

実際に建設業許可を申請しようとしたときに、何から始めたらいいのか、何をしたらいいのかわからないと思います。

今回は建設業許可を取得しようとしたときの実際の流れについて説明します。

建設業許可を取得する流れは次のとおりです。

  1. 許可要件を満たしているかを確認する
  2. 申請に必要な書類を集める
  3. 申請書を作成する
  4. 申請する
  5. 許可を取得

それぞれについて具体的に見ていきます。

許可要件の確認

建設業許可を取得するためにはすべての要件を満たしていなければなりません。

すべての要件を満たしているか確認します。

  • 誠実性があること
  • 欠格要件に当てはまっていないこと
  • 財産要件を満たしていること
  • 経営業務管理責任者(ケイカン)を満たしていること
  • 専任技術者を満たしていること
  • 社会保険に加入していること
  • 営業所の独立性が保たれていること

それぞれの要件の詳細については建設業許可の要件の記事をご覧ください。

申請に必要な書類を集める

建設業許可を申請するためには、要件を証明するためのさまざまな書類が必要になります。

一般的に必要な書類は次のとおりです。

  • 住民票
  • 印鑑証明書
  • 身分証明書
  • 登記事項証明書
  • 登記されていないことの証明書
  • 納税証明書
  • 預金残高証明書

これらの書類についての詳細はこちらの記事をご覧ください。

すべての書類を収集するのに、1週間から2週間程度かかると思います。

さらに郵送で取得すると、1か月程度かかる場合もあります。

建設業許可の取得を決めたら、早めに必要書類を集めるようにしましょう。

申請書を作成する

建設業許可に必要な書類を作成します。

詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

作成する書類は多岐にわたり、かなり煩雑です。

ご自身で仕事をしながら書類を作成しようとすると、かなり時間を要すると思います。

書類作成に慣れている方でも1週間程度はかかると考えておいたほうが良いです。

行政書士に依頼した場合も最低1週間程度はかかると思います。

書類作成に自信のない方やご自身の仕事が忙しく、書類を作成する暇がない場合は行政書士に依頼すると良いでしょう。

役所に申請する

すべての書類が用意できたら、役所に建設業許可申請をします。

建設業許可を申請して許可がおりるまでの日数は、知事許可の場合は1か月~1か月半程度、大臣許可の場合は3か月程度かかります。

申請書類に問題がなく、順調に申請が進んだ場合に日数です。

もし書類に不備があり修正が必要であったり、申請内容に問題があった場合は、さらに日数がかかることになりますのでご注意ください。

許可を取得

役所で順調に審査が終わると、許可がおります。

これで晴れて建設業許可取得となります。

許可取得後もそれで終わりではなく、提出が必要な書類等があります。

それについてはこちらの記事をご確認ください。

まとめ

今回は建設業許可の流れについて説明しました。

許可を建設業許可を取得しようと考えてから、取得できるまで、最低でも2か月はかかります。

大臣許可の場合は数か月かかりますので、この期間をふまえて申請をするようにしましょう。

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